古書店主とお客さんによる古本入門。社会に出てから本を読むようになり、すっかりその魅力にとり憑かれた青年、「ゆずぽん」こと清水裕也さんに、京都の古本屋・善行堂主人山本善行さんが訊く、読書と古本蒐集の魅力。店主がお客さんに質問を投げかけるという構図はこれまであったでしょうか。普段話すように、店のなかで行われた古本、本屋談義です。「本を読む人や、本を通じて何かを学ぼうとしている若い人たちが輝けるような場所を作りたい」という山本さんの思いから生まれた一冊。関西圏の具体的な店名が次々に登場する文章上の古本屋マップとしても。ところどころ、恵文社の名前を出して頂いています。気軽に手にしやすい新書サイズ。この本を入り口にして、広がっていく。夏葉社から。