西荻窪の雑貨店「FALL」店主。夏葉社刊『すべての雑貨』の著者・三品輝起さんによる待望の第二作が刊行されました。
店を営む日々、義憤にかられながら考えた「雑貨」とは何かというそもそもの問い。無印良品も、村上春樹も、TDLも。専門店に並んでいた工芸品も、本も服も、すべてが雑貨的に変容をしている。
レディメイド、マガジンハウス、吉本由美、「アルネ」、「SPECTATOR」、ポートランド、祖父のライカ…。自身を通じ移ろっていくカルチャーと本や雑誌、あらゆる品々を、幅広い知識と独自の経験から回想し、現在へと至るエッセイ集。忌憚の無い雑貨化する社会への論であり、キレよく流れる文体が心地よい一冊です。
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