20世紀を代表するデザイナー、ブルーノ・ムナーリ。こちらは、その著作のなかでも、80年代の邦訳版刊行以来、品切れになることもなく、長く愛されているシリーズのうちの一冊です。幾冊もの実験的な絵本を制作したムナーリが、「木」を題材に、子供にも伝わるような簡単な言葉で、多面的な観察と自由な描写のコツを諭すように解説します。たとえば、葉脈の形を見ると、木そのものと同じような形をしていたり。ムナーリの眼を通じてみる世界はどんなものでしょうか。翻訳、須賀敦子。ぜひ、姉妹本の『太陽をかこう』と一緒にお楽しみください。
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