2011年秋に刊行された『原子力の腹の中で』に続く、原発事故を巡っての考察を深める本書。核の平和利用という名のもとに原発をスタートさせた時からすべての被害は予測されていた、と語る環境社会評論家・中尾ハジメ氏に導かれ、原発事故後2年目を迎える世界を読み解く思索の書でもあり実用の書でもあります。原発にがんじがらめにされたこの国はどこへゆくのか、脱「電気じかけの俺たち」は実現できるのか? 編集グループSUREのメンバーと参加者たちによる討論と共に、これからの道すじを更に考えさせられる一冊です。
著者:中尾ハジメ / 出版社:編集グループSURE / 130mm × 188mm / 192P / ソフトカバー