「おいしい料理とは、生きる知恵である。」の理念のもと、料理、旅、ライフスタイル、カルチャー、人物など、DEAN & DELUCAが愛することをとことん語りぬく、『DEAN & DELUCA マガジン』が創刊。編集長は、『暮しの手帖』の編集長を9年間務め、ウェブメディア「くらしのきほん」を運営する松浦弥太郎氏。
第四号目となる今号のテーマは「しあわせのオムレツをあなたへ」。1956年に刊行された、フランスのオムレツ文化と歴史を紐解きながら魚介、肉、野菜、デザートなど300種ものレシピを解説した名著でもある『The OMELETTE BOOK』。その一冊に感銘を受けた料理家・ワタナベマキさんが、現代版として35種の様々なオムレツレシピを忠実に再現、たっぷりの写真と文で紹介しています。ブロッコリーとモッツァレラチーズのオムレツ、飴色になるまで炒めた玉ねぎを包んだオムレツ、はちみつのオムレツ、アプリコットジャムをのせたオムレツ…などなど、いずれも食欲をそそる品ばかり。
他にも表紙のアートワークを手がけた柚木沙弥郎さんのインタビューをはじめ、「DEAN & DELUCA COOKBOOK」では、イラストレーター秋山花さんのイラストと共にご家庭でお楽しみいただけるレシピ4品・高橋みどりさんによるエッセイを掲載。巻末には、ニューヨークで20年超にわたり料理にまつわる古書を扱う「ボニー・スロトニック・ケックブックス」を営むボニー・スロトニックさんの暮らすアパートの紹介、料理をつくるのが大好きだった画家・ジャクソン・ポロックと、彼の邸宅を紹介したエッセイと写真を収録しています。
これまで同様、使い勝手のいいバンド留めの装丁、気取らない暮らしぶりが伝わる佇まい。ライフスタイルに寄り添う、新たなフードカルチャー誌です。