2015年1月に焼失した京都・今出川通りに面した喫茶店「ほんやら洞」。岡林信康、中尾ハジメらが1972年に立ち上げた後、カウンターカルチャーの拠点として海外にも名を知られ、詩人や学者など多くの文化人や運動家に愛されたアートスペースでもありました。本書は、ほんやら洞草創期から関わりを持ち、1999年より経営にカムバックした写真家・甲斐扶佐義さんの、2014年1月から火災発生までの1年間を綴った日記を書籍化したもの。43年間の歴史に幕が下り、ついに観念の城と化した語り継がれるべき店の最後の日々。巻頭には同店の歩みを辿る貴重なプリントを多数掲載。また、ジャン=フィリップ・トゥーサンをはじめ交友関係にある人びとからの応援メッセージも収録された、600ページ越え大ボリュームの一冊です。
商品情報 |
著者 | 甲斐扶佐義 |
出版社 | 風媒社 |
サイズ | 130mm × 190mm |
ページ数 | 657P |
その他 | ハードカバー |