雑誌『ヒッチコックマガジン』の編集を退いた頃の小林信彦が「中原弓彦」名義で上梓したコメディアン論の名著。マルクス兄弟やアボット&コステロらスラップスティックから、「パイの投げ方について」、ロッパ、アチャコ、のり平から渥美清まで戦後日本のコメディアンにまでに話は及びます。小林信彦自身による装幀、図版たっぷりのレイアウトも楽しい1冊です。特に目立ったダメージなく良い状態です。
著者:中原弓彦 / 出版社:校倉書房 / 130mm × 188mm / 328P / ハードカバー / 1963年発行 / G