篠山紀信の初期の代表作的ヌード作品集。現在の作風からは考えられない大掛かりなロケーションとシチュエーションによる幻想的な肉体美の世界が迫力の大判で楽しめます。ラスベガスのデス・ヴァレーで三人の異人種の女たちを、壮大なパースペクティブで撮影した巻頭の「死の谷」は世界的にも注目されたマスターピース。細谷巌によるアートディレクションも美しい1冊。カバー周辺にヤケ、背表紙に折れシワあり。中面には特に目立ったダメージなし。
著者:篠山紀信 / 出版社:毎日新聞社 / 257mm x 360mm / 68P / ソフトカバー / DG / 1970年発行