昭和の時代、主婦と生活社の人気シリーズだった「カラークッキング」。肉野菜はもちろん、漬物やお弁当などバラエティに富んだコンセプトで全10巻まで刊行されました。こちらはそのうちの２冊「4 前菜とおつまみ」「８ お菓子と飲みもの」をセットで。「さざえの壺焼き」から「カナッペ」まで、可愛い「カップケーキ」から「お団子各種」「スイカのバスケット」まで、まさに百科辞典のように実に一冊につき200種以上のレシピを紹介。こういった全書的な料理本は今ではあまり見られなくなりましたが、昭和のキッチンでは重宝されていたことは想像に難くありません。60〜70年代の料理本すべてに言えることですが、そのスタイリングやライティングも味わいがあり、好きな方にとっての見どころは多いもの。正方形の判型も魅力的なシリーズです。ダストジャケットの裏面や本体の見返し部分など経年によるシミが見られ、少しページが開きやすくなっている箇所もございます。それ以外は内容をお楽しみいただく点では問題ございません。事前にご了承ください。