インド・西ベンガル州からバングラデシュにかけて広がるベンガル地方で作られる郷土料理、ベンガル料理。
1997年からほぼ毎年、インド・コルカタにタブラ習得のため通い続けていたタブラ奏者・ユザーンが、同じくコルカタでシタールを学んでいたシタール奏者・石濱匡雄のベンガル料理に感銘を受け、私的な願望を出発点とし刊行されたレシピ集『ベンガル料理はおいしい』に続く第二弾。
前回では米飯に合うレシピを重点的に紹介していましたが、本書ではチャパティをはじめとした粉物にも合う料理を30点収録。日本でも入手しやすい食材を用い、馴染みやすい味わいを生み出すスパイスのバランス。素材の本来のおいしさを引き立てるレシピはもちろん食欲をそそられる写真も含め、実用性の高い一冊となっています。巻末には本書で使用されているスパイスの紹介とお二人による対談も。組み合わせを楽しみながら食べることのできるベンガル料理をご家庭でも、ぜひ。