チェコの作家・Nada Klevisovaのおはなしに、Karel Frantaが絵を添えた愛らしいボードブック。こちらはポーランド語版です。ある働き者のリスの一家の物語のようで、一人だけ怠け者のお兄さん?リスが最後は…というお話でしょうか。とにかくカレル・フランタの細密でしっとりとしながらも明るい絵柄が可愛らしく、東欧絵本の魅力がよく伝わります。女の子リスのエプロンドレス姿や巣穴のインテリアなどみどころも多く、ボードブックという造本も素朴で素敵です。ボードブック好きの方にもぜひおすすめしたい一冊です。発行年は不明ですが、70〜80年代と思われます。テキストはポーランド語。ざらりとした紙のボードブックで、ところどころ小さなシミが見られますが大きなダメージではありません。最終ページ、文字の一部の紙がはがれて隣のページにくっついている箇所があります。それ以外は、経年並みの標準的な古書の状態とお考えください。