主人公はピックルズという、黒い斑点のある黄色いのらねこです。アパートの裏庭にある、樽の中に住んでいます。すごいパンチをもっていて、何かすてきなことをしたいと思っています。自由気ままで、乱暴もの。毎日のように子ねこにいじわるをしたりして過ごしています。そんなある日、いつものように子ねこを追いかけ、高い木に登ったのですが、なんと降りられなくなってしまいます。そこで消防士に助けられ、この事をきっかけにピックルズは消防署に入るのですが…。さてピックルズ、すごいパンチですてきなことはできたかな?
挿絵も多く、「ピックルズ」、「しょうぼう ねこ」、「おおきな き」と、3編にわかれており、絵本と読み物の中間のような本ですので長編読み物の入口としてもお勧めの1冊です。(原口)
-1974年刊行