ナガオカケンメイ率いるD&DEPARTMENT PROJECTより発刊された”d design travel”。デザイントラベルとは、その土地の人による、その土地らしい、その土地ならではのメッセージがあり、お手頃価格で利用できるという四つの要素をもつ観光のこと。ナガオカケンメイ自身が編集長となり各都道府県へ足を運び取材しています。
今号の舞台は、落花生と海と知られざるアートの街、千葉。北総台地の地形を活かした庭園の美術館「DIC川村記念美術館」をはじめ、南房総を走る「房総フラワーライン」そばに位置するサボテンと多肉植物専門店「Binowee」、滞在費用は無料だが、「地域への作品提供」が条件である芸術文化の宿「PARADISE AIR」などなど、千葉の北から南まで、街を支え、彩る数々の場所をずらりと掲載。編集部が本音でお薦めしたい「千葉県のおみやげ」も収録。市民とアーティストが参加し、まちづくりの盛んな"暮らしの芸術都市"でもある松戸市の魅力を伝える『MATSUDO PAPER』付きです。地元のひとにとってはお馴染みの、知らないひとにとっては新鮮で魅力的な、リアリティと地域愛が伝わってくる一冊。安西水丸さんによる表紙が目印。