「脱ぎすてるまでは女もしおらしい」、「『アラ待ってせっかちねえ』と身をずらし」などなど、馬鹿馬鹿しくも庶民情緒溢れるエロ川柳の数々と、昭和30年代の庶民の暮しがよくわかるさまざまなシチュエーションのヌード写真がセットになったその名も「写真川柳集」。巻末の解説「川柳に描かれた現代風俗」も、学術書では読めない当時のサラリーマンたちの哀愁、赤線やパンパンの様子等が垣間見れて最高に面白い。カバーに薄汚れ、小口にシミ、一部ページに折れ跡あり。
出版社:新流社 / 152mm × 215mm / 94P / ハードカバー / 1962年発行 / G