『暮しの手帖』の前身となる、衣裳研究所から刊行された、花森安治による服飾論。「いつでも全身を考える」、「金ぴか趣味を軽ベツする」、「色には年齢がない」などなど、後の名フレーズに通じる小気味良い教訓が満載で、短文が連なっているのも雑誌的。なにより花森安治初の装丁仕事である、という貴重な1冊です。ヤケ、カバーに多少の汚れ、経年による傷み、本体中面には特に目立ったダメージなく良い状態です。
著者:花森安治 / 発行所:衣裳研究所 / 150mm × 213mm / ソフトカバー / 1950年発行 / G