オランダの写真家Sanne Peper(サンネ・ペパー)による、アメリカの中でも非常に複雑な文化地域であるディープサウスに関する作品集。本書は、おとぎ話のようなドリーミーな写真とテキストで構成され、善と悪、人間のあり方、Jeremiah Day という名前で活動するオルタナ右翼のシマリス、そして最終的には他者への恐怖について描かれています。写真は本の半分を占め、著者は自身が経験したことや人々が彼女に語った物語についても記しています。フィクションとノンフィクションが絡み合った、非常に長い短編小説のような一冊。