「みんぱく」こと「国立民族学博物館」。著者・松岡宏大氏がそこに初めて訪れた際に、「うちにもあるな……」という感想を抱いたことから付けられた本書のタイトル。収録されているのは、土器、漆器、仮面、仏像、絨毯…著者が個人的に蒐集した世界各地の物もの。そしてそれに付随する旅の記憶と人とのつながり。写真家・編集者・ライターとして世界中を旅してきた著者が目にした旅の景色が浮かび上がる一冊。
布張り・箔押しの美しい造本は、装丁家・サイトヲヒデユキさんによるもの。旅のお供に鞄に忍ばせるのにちょうど良いサイズ感。(藤林)
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インドで、チベットで、ミャンマーで、リビアで、サハラ砂漠で、
文物からは旅の記憶があふれだし、
含蓄? 蘊蓄? 軽快なるエッセイを挟みつつおくる本書は、
物の本か? 旅の本か?
地球をまるごと感じる、
The Museum of Ethnology in My Hands!
(出版社HPより)