炊きたてのお米に、ハーブと炒めた鶏ひき肉と熱々の目玉焼き。ひと目見れば「ガパオライスだ!」と浮かべる方も今や多くいらっしゃると思います。タイの屋台や食堂では超定番のメニューで、すっかり日本でも有名 / 人気な料理としてその名を馳せるようになったガパオ。実は「ガパオ」は、バジルの一種であるハーブ(ホーリーバジル)のことを指しているとご存知でしたか?
こちらはそんなガパオの存在を徹底的に探求し、ガパオの美味しさをリサーチしつづける下関崇子さんによる一冊。味つけ時の黄金比を筆頭に、肉のガパオ、魚介類のガパオ、野菜のガパオ、麺や米のガパオ…。更にはガパオソースをしゅうまいの具に混ぜ込んだり、TKG(卵かけごはん)のお供にしたり、冷奴に乗っけたりと斬新なアイデアに満ちたアレンジガパオまで。ご自宅ですぐに試せる130種類のガパオレシピはもちろん、タイでの位置づけや歴史、これからのガパオについて自由に考察する「ガパオロジー」コーナーも収録。単なる「目玉焼きのせスパイシーひき肉炒めライス」ではない、ガパオの魅力をうんと詰め込んだ愛に満ちた一冊。(韓)