商品名味つけはせんでええんです

価格
税込 1,760
(税抜¥1,600

商品番号 b_pub_mi046

  • 注文数量 
  • +
    -
お買い物かごに入れる お気に入り
つたなくっても、自信がなくっても、私はいいと思います。
「味つけせんでええ」というのは、それを大切にすることだと思っているのです。
一生懸命お料理をすればそこにあなたがいる。
お料理するあなたが、あなたを守ってくれるのです。
(中略)
おいしさってなんだ。基準ってなんだ。
生きるってなんだ。料理から人間は考えることができるのです。
料理にはなんかあるんですね。
それをみなさんも一緒に考えてくれたらうれしいです。
(「まえがき」より)

今日は何を食べようか、味つけはどうしようか、果たしておいしくできるのだろうか…。
最も人間らしい営みのひとつでもある「料理」という行為。台所に立たなくとも料理が食べられるようになり、調理工程を限りなく省いたレシピが世に溢れ、気がつけば「料理する」ことへのプレッシャーが大きくなっていませんか。そんな忙しない時代を生きる我々に捧ぐ、料理研究家・土井善晴さんによる文集が新たに届きました。
おいしいものを食べ、おいしいものを作れば、うれしさが生まれる。命を守り、自然とのかかわりと命を繋いでいくためにも欠かさせない食 / 料理の存在。仕組み自体はシンプルに思えて、けれど決して単純なものではないクリエイションのツールのひとつ。人間は台所という場所に立たなくなると感性を身につける場を失ってしまう、と土井さんは語ります。味つけをしなくていい、つまりは「何もしない=素材を生かす」という考えを土台に繰り広げられる、料理自体の持つおおらかさやその可能性についての思考をおさめます。文化や芸術、医療、他者への思いやりまで、あらゆる事象の原点はゆるやかに「料理」へとつながっていく。かけがえのない気づきを与えてくれる、人生の傍に置いていただきたい豊かな一冊。(韓)
ラッピングOK
商品情報
著者 土井善晴
出版ミシマ社
サイズB6判変形
その他208P / ソフトカバー

関連商品