夏の光、夏の食べ物、夏にしか会えない友人たち。
写真家・濱津和貴さんの夏休みをただただ詰め込んだという、写真集「summer vacation」。
車窓からの眺め、海辺でみつけた不思議な形、陽気なおやつ、部屋に入る木漏れ日や、緑青々と流れる草原。
毎年この時期に休暇をとるという濱津さん。特別なことを求め出かけるというよりは、のんびりと、自分にとってなんでもしていい時間があるということを大事にした時間。偶然の、意図せず手にした風景の数々は、淡い出会いに満ちたもの。
あぁ、夏休みとは、どうしてこんなにも魅力的なのでしょう。
※300冊限定※日英併記
濱津和貴
小田原生まれ。群馬、高知で10年ずつ育ち、2003年に渡米。
6年半をサンフランシスコで過ごし、写真、文化、コミュニケーションのあり方などを学んだ後、2009年帰国。
都内のスタジオ勤務後、2012年、フリーランスフォトグラファーとして独立。
日常に佇む美しさをテーマに、はたらく、食べる、着る、奏でる、旅するなどの人の営みと、そこから生まれる光景を撮り続ける。
(原口)