この本のささやかなキッチンメモからでも、今日の献立やレシピを思いつき、毎日の料理番を楽しく乗り越えられるはずです。
みなさんはすでに魔法の手を持っています。
だって日々、お野菜やお魚、お肉といったそのままで食べられない素材を「料理」にしてしまうんですから。それってすごいことでしょう?
(「はじめに」より)
料理家・今井真実さんが2020年3月から一年間、noteを通し綴った毎日の献立、その日あった出来事を抜粋、集めたものがこのたび書籍化されました。いつもの食材を使い、初めての味に出会える食日記です。一期一会のカレー、大きな野菜のポトフ、一人のためのステーキ、トマトと海苔の味噌汁…。何気ないひらめきから生まれる組み合わせ、どこか馴染みのある安堵の味わい。気張らずつくれる「隙」だらけのレシピを255品収録。
今井さんによる日記であり、毎日キッチンに立たれるみなさんへの手紙でもある、心づよい味方のような頼もしい一冊。(韓)