商品名東京

価格
税込 1,980
(税抜¥1,800

商品番号 b_lit_oth416

  • 注文数量 
  • +
    -
お買い物かごに入れる お気に入り
そこは、わたしたちの街にはならない。
わたしたちの街にならないそこは、これからもわたしたちの場所にはなりえない。
わたしたちの街にならないそこは、これからもわたしたちの場所になりえず、
わたしたちはそれにいくばかの悲しみを覚える。
(中略)
わたしたちはそれにいくばかの悲しみを覚えながらも、
悲しいというその事実を決してないことにはせずに
その場所に根ざすあらゆることを反芻する。

わたしたちはその場所を、東京と呼ぶ。
(本文より)

当店でのロングセラーでもある、くどうれいんさん著『わたしを空腹にしないほうがいい』、BOOKNERD店主・早坂大輔さん著『いつも本ばかり読んでいるわけではないけれど』に続く、〈BOOKNERD PAPERBACK LIBRARY〉と銘打った書籍シリーズ第二弾となる本書。
著者は新潟県出身(現在は東京都在住)のお二人。ペーパーバック型のポケット写真詩集となっており、MAIさんが綴った詩と短歌(散文詩)、Asako Ogawaさんがフィルムカメラで撮りおさめたモノクロ写真が対になり、ゆるやかに混ざり合い収録されています。 2011年の東日本大震災以降、地方都市による労働力や生産物に依存していることが構造上明らかになった「東京」という街。多くの人が都心を離れ、田舎暮らしを始めるようになりました。10年後、疫病の流行や東京オリンピック開催をふまえ浮き彫りになった消費主義や経済格差の持つ空虚感に伴い、東京に暮らすことへの意味や目的がふたたび再検されつつあります。誰かにとって憧れの地でもあり、傲慢さとおおらかさと奥深くに潜む煌びやかさを兼ね備えた場所。東京という街を思い浮かべたとき、言葉として目にしたとき、声に出してその名を呼んだとき、どのようなことが見えてくるのか。
東京に暮らす人、かつて暮らしていた人、東京以外で暮らす人、それぞれがその街を思い浮かべたときに抱く相反的な感情や多様多種な思索を、かつて地方に暮らしていた二人の目線を通じて濾過し、写真と文と共に丁寧かつ真摯に紡いでいます。長年読み継がれていって欲しいという願いが込められたエバーグリーンな佇まいも美しい一冊。(韓)
ラッピングOK
商品情報
著者MAI、Asako Ogawa
発行BOOKNERD
サイズ105mm × 178mm
その他128P / ソフトカバー

関連商品

本屋の特集一覧