『世の中には、素晴らしい音楽があって、素晴らしい小説があって、素晴らしい漫画があって、素晴らしい映画があって、素晴らしい俳優がいて、素晴らしいお笑い芸人がいて、素晴らしい喫茶店があって、素晴らしい∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞ ∞∞∞があって。 この期に及んで自分が何か創ったりする必要など全くないのではないか。そんな思いになっても一晩ぐうすか眠って起きてみると、歌を書いたりしている。』
正式なタイトルは上記のこちら。言葉を詰め込む自身のスタイルを彷彿とさせるかの様な長いタイトルです。
京都在住のフォークシンガー・世田谷ピンポンズ。
2020年末に岬書店（夏葉社）より刊行され、瞬く間に完売したエッセイ集『都会なんて夢ばかり』以来待望の新刊です。
こちらは先の続編として、2022年1月より『ぶんがくとフォーク』というタイトルで、WEB上で発表したエッセイを加筆・修正し、また各雑誌に寄稿の数編を合わせまとめあげたもの。
あちこちの街に歌いに行き、そこで出会う風景に感動し、感傷から広がる愛着や焦燥を書き残す。機微の伝わる味わい深い文章。
