漫画家・今日マチ子さんが2020年から2021年までの日々を記録した『Distance』の続刊となる一冊。
本書は2021年4月8日から2022年4月7日までのイラストと日記を収録。混乱の最中開催された東京オリンピック・パラリンピック、はじまったワクチン接種、緊急事態宣言の解除と変わらず開かないお店、ロシア軍の侵攻…。マスクをつける日々が当たり前となり、沢山のことを見失いながらも抱く様々な感情たち。私たちの記憶に溶け込み、曖昧になっている仔細なシーンたちがかろやかなタッチで汲み取られ、丁寧に描かれています。装丁は前作同じく川名潤さん。小説家・辻村深月さんによる解説冊子も。