視覚的なイメージがどのように作用し、人々の感情を惹きつけたり、あるいは興味を失わせるのか。赤を見て暑さを、青を見て冷たさを感じ、斜めの線にはダイナミックさを感じ、曲がった線には心が落ち着く理由…。シンプルでありながらも核心をついたアイデアに基づき、実際にさまざまなイメージを並置しながら「絵のはたらき」の基本原則を解き明かしていきます。1991年に原書が刊行されて以来、現在でも変わらず世界中のアーティストやデザイナー、イラストレーター、写真家などに影響を与え続けている本書。絵の作用とその原則を知ることで、作ること・見ることについての新しい視点や気づきを得ることができます。