天然酵母パンの草分け「ルヴァン」オーナーの甲田幹夫さん。ルヴァンとはフランス語で種(酵母が生きている小麦粉の生地)のこと。日本の小麦を使い、自分たちが育てた種で、毎日パンを焼いています。30歳を過ぎてから始めたお店の試行錯誤、富ヶ谷店に併設したカフェ、ル・シァレと信州上田店の開店、フジロックフェスティバルへの出店や3.11のエピソードなど。甲田さんの人となりを伝える文章に加えて、ルヴァンが何を大切に働いているかが見えてくる。そこにあるのは儲けや効率の追求ではなくて、おいしいものを作り、喜んでもらうというシンプルで矛盾のない商い。人と人とを大切にする姿勢こそ、ルヴァンに多くの人が集まり、愛される理由と言えます。
巻末には、「按田餃子」店主・按田優子さんとの対談付き。
商品情報 |
著者 | 甲田幹夫 |
発行 | 平凡社 |
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サイズ | 136mm x 184mm |
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ページ数 | P164 |
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その他 | ハードカバー |