珈琲豆の焙煎度合と、苦みや甘味といった風味から成る「ローストポイント」と呼ばれる数値。例えば、酸味が0となるローストポイント「7.0」を目指すにしても、このような手順で淹れればよいという明確な手引きはなく、すべてはロースターの経験と探究心によって生み出されます。本書は、かつて表参道にあった伝説の喫茶店、大坊珈琲店による独自の「コーヒーの作り方」を日本語と英語の両開きでまとめた一冊です。「一滴一滴、タチッタチッと」「いそがないで...」など珈琲の哲学にせまる言葉たちが並びます。中面には牧野邦夫による『大坊珈琲店の午后』も掲載。アーティスト立花文穂氏による1000部限定の貴重な手製本となります。
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今回6月6日から生活館で開催の『東屋の道具』展に先行して、特別にご紹介いただきました。会場では、大坊珈琲店の大坊氏監修による、こだわりの珈琲道具もご覧いただけます。
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