物心がついてから中学に上がるまで、作家・吉田篤弘が自身の少年時代を綴ったエッセイ集。「タイガーマスク」の漫画本、「ガリバー旅行記」、幼少期に買ってもらった本、古本屋で見つけた本、古いレコード、ビートルズが主演した映画のパンフレット、ビートルズの詩集、片岡義男と一組の冊子。少年を取り巻いてきた数々の本を中心に回想し、それぞれの思い出が短編小説のような豊かさを見せる一冊。先に刊行された、エッセイ集『京都で考えた』(ミシマ社)と装丁、ページ数、手触り、何を取っても瓜二つ。双子のようなこちらの二冊、ぜひ合わせてお楽しみください。
商品情報 |
著者 | 吉田篤弘 |
発行 | 中央公論新社 |
装丁 | クラフト・エヴィング商會 |
サイズ | 130mm × 188mm |
その他 | 125P/ハードカバー |