の わたしの お気に入りのコートの ポケットの中のお城の...
言葉と言葉の隙間にある「の」で、テンポよく繋がっていくエピソード。ミニチュアのように微細で、おとぎ話の世界を思わせる絵を描くのは画家のjunaida。「の」を中心に書かれた一文と、それぞれのページの絵は、前後に続く長い長い物語を想像させます。おもちゃのようにどこか不思議で、美しく精緻な絵。作家自身の魅力である独特の世界観が存分に発揮された絵本です。同じく福音館書店から刊行されている前作、文字の無い絵本『Michi』とあわせて。
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