創刊から10周年を迎え、今号で第30号を迎えた文芸誌「MONKEY」。
優れた文学を翻訳・紹介し続けてきた柴田元幸さんが今あらためて“翻訳”に向き合った「渾身の訳業」特集。
今いちばん訳したい短篇をとことん選び訳した1冊まるごと柴田元幸さん翻訳小説特集号です。
また、村上春樹の新訳によるトルーマン・カポーティの短篇「最後のドアを閉めろ」を特別掲載し、柴田さんを聞き手に、村上春樹がトルーマン・カポーティについて語ったロングインタビューも収録。

目次
ポール・オースター「幻肢」
アミアス・ノースコート「絵」
ローラ・ヴァン・デン・バーグ「相続」
ルイーズ・アードリック「うつろな子供たち」
スティーヴン・ミルハウザー「影劇場」
シーリア・フレムリン「陽のあたる場所」
ブレンダ・ペイナード「凧を作る者」※日本未紹介作家
ジョナサン・スウィフト「箒の柄考」
スチュアート・ダイベック「トスカ」
アメリカ古典新聞漫画

坂口恭平・ブレディみかこ・古川日出男・川上弘美・岸本佐知子
表紙は山口晃さんの描き下ろし作品。
（原口）