彫刻家・はしもとみおさんのアトリエで収録されたロングインタビュー。アトリエで過ごす日々から、幼少期の記憶、創作や展示のことまでがたっぷりと語られています。
朝起きたら、まず「今日は何しようかな」からはじまるんです。(中略)
もちろん、何もできなくてもいいんです。余白というか、自分がその瞬間にルンとするものを捕まえに行っているだけなんです。(本文より)
率直に紡がれる、はしもとみおさんの言葉。その一つひとつに、はっとさせられます。実は私(スタッフ)も、一度アトリエを訪ねたことがあります。黒柴の月くんの元気いっぱいのお出迎え。床には楠の木くずがこんもりと積もり、清々しい香りが鼻をくすぐります。ステンドグラス越しの光が淡く差し込み、お部屋の奥には使い心地の良さそうなキッチン。そして驚いたのは、小柄なはしもとみおさんとはどこかちぐはぐな、壁一面を埋める大きな本棚でした。まるで物語のなかに迷い込んだようなアトリエで、はしもとみおさんがひとり、木を彫る音を響かせる時間のことを思いました。
本書には、彫刻はもちろん、アトリエ内の写真も多数収録されています。ぜひ、はしもとみおさんのアトリエを訪ねるような気持ちで、ページをひらいてみてください。(藤林)
話し手:はしもとみお
取材・編集・デザイン:ループ舎 編集部
発行:ループ舎
サイズ:A5版並製
その他:112P / フルカラー / ソフトカバー