2019年、エディション・イレーヌより刊行され、その濃密な詩的宇宙と美しい造本は、多くの読者の記憶に残りました。このたび〈増補新装版〉として、新たな装いで甦ります。
「エジプトの妖精」と呼ばれたシュルレアリスムの詩人、ジョイス・マンスール。代表作から精選した172篇に、新訳の『地獄堕ち』『男根像とミイラたち』を加え、その詩業をほぼ網羅する決定版です。
山下陽子の挿画9点(うち新作5点)に、松本完治による解説を収録。ピエール・モリニエのデッサン入り書簡や、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグとの写真など、貴重な図版資料18点を新たに収載し、マンスールの生涯と詩作の背景をより豊かに伝えます。グラフィックデザイナー・佐野裕哉による、白と黒が際立つ造本設計も本書を静かに際立たせています。
全431頁。詩、挿画、造本のすべてが響き合う一冊です。
著者:ジョイス・マンスール
訳者:松本完治
挿画:山下陽子
発行:エディション・イレーヌ
造本設計:佐野裕哉
サイズ:215mm x 140mm
その他:431p / A5変型上製本、糸かがり、表紙箔押し、挿画9点、写真図版18点入