――いつも きがつけば、ぼくは
ぶんぼうぐやの まえにいて
かえりみちが わからなくなる。
ぶんぼうぐやと タクシーの
おじさんのおかげで
いろんなばしょに たどりつくんだけど、
そこは……。
-つむぐ舎HPより
出版社・つむぐ舎より、震災のあとを生きる家族の悲しみに、静かに寄り添う絵本が届きました。
本書は、阪神・淡路大震災をきっかけに始まった「防災100年えほんプロジェクト」で選ばれた原案をもとに生まれました。絵は久保田寛子さんが担当。持ち味である澄んだ空気を感じる色彩とやわらかなタッチが、少年のこころや家族の日常に寄り添います。
なすすべのない大きな悲しみ。日常のささやかな仕草のなかに残る、思い出や後悔、深い寂しさ。それでも少しずつ歩き出そうとする家族のものがたり。
また、幼い読者のために、避難に必要な道具や心得もさりげなく描かれています。ご家庭や教育現場でのお読み聞かせなどの際は、お話しながら補足したり、一緒に考えるきっかけにするのもよいかもしれません。同時代を生きる私たちの、心をつなぐように大切に描かれた一冊です。
ただ、震災を扱ったテーマに抵抗を感じる方は、どうかご無理のないように。絵本が伝えたいことは、きっとだいじょうぶ。だいじょうぶということ。(原口)
※特典1:ミニカード(画像6枚目)
※特典2:ポストカードはいずれか一種が付属します(画像7枚目)
著者:[原案]ありのくろき [文]まめそら [絵]くぼたひろこ
発行 :つむぐ舎
サイズ:260mm × 210mm
その他:32p / 上製本