一つひとつの「ほんとうのこと」は、きっとささやかなものだろう。だけど、確実に「わかる」ものだ。その「わかる」を紡いで命綱にしながら、「わからない」の大海原を探索していく。私はその一連の活動を「書く」ことだと認識している。(はじめにより一部抜粋)
文筆家として、小説や短歌、エッセイ、インタビュー記事など、さまざまな文章を書き続けてきた著者。どんな文章を書くときにも、ただひとつ据えている条件があるといいます。それは、「ほんとうのこと」だけを書くということ。
序章「なぜ『ほんとうのこと』が書けないのか」から始まり、最終章「書いたものが誰かに読まれるということ」まで。自身の体験談や、小説や対談の言葉を手がかりにしながら、決して目を背けることなく、書くことの真髄を丁寧に紐解いていきます。書いてみたい、書き続けてみたいという衝動を、大切にしていいのだと確かめさせてくれる一冊。私(スタッフ)はこの本を読んで、書くということと生きるということがすっと繋がるような感覚を覚えました。(藤林)
著者:土門蘭
発行:ダイヤモンド社
サイズ:四六判
その他:248p / ソフトカバー