美術大学を卒業後、クリエイティブ・ディレクターとして忙しい日々を送っていた著者・木本梨絵さん。ある日海を渡り、イギリスの大学院へ留学することを決めます。ロンドンで始まったのは、慣れない言葉、習慣、文化のなかでの新しい暮らし。学び、働き、出会い、戸惑いながら、その日々の“思うところ”をありのままに綴った、等身大のエッセイ。
非日常の連続のなかで、これまで当たり前だったことが少しずつほどけていく。違いがあるからこそ見えてくるものや、手放した先に見つかる新しい喜び。軽やかで飾らない文章のなかに通った芯のある視点からは、読み進めるうち背中を押されるような感覚が生まれます。
テキストは日英併記。日常のモノクロ写真も織り交ぜながら、ロンドンの空気が静かに立ち上がります。英国の「ペンギンブックス」へのオマージュを込めた装丁も印象的。海外での暮らしに関心のある方はもちろん、何か新しいことをはじめたいと感じている方にもおすすめの一冊です。(岡本)
著者:木本梨絵
デザイン・装丁・写真:木本梨絵
サイズ:110mm × 160mm(B6変型)
その他: 256p / ソフトカバー / 写真80点(モノクロ) / 日英併記