痛みを感じることのない心ではよろこびも感じることができない。痛みとよろこびは光と影のように表裏一体で、どちらかだけを好きにえらんで感じることはできない気がするから。そのことは、もうひとつの隠れがちで大事な声をわたしの袂へと手繰り寄せてくる。わたしはわたしの人生を体験したい、そのために生まれてきた、というそのことを。
(「B. あなたが傷つくかどうかは、あなたがえらべる」より)
文筆家・映像家の関根愛さんから新刊が届きました。
"ある女性が自分自身の傷としん、とふたりきりになり これからのために書き置いたメモ"
という形をとった、痛みと喪失に関する私的な物語。
傷とともに生きるということ。痛みを感じるということ。それはきっと、"私"をめいっぱい生きるということ。
この一冊こそが、私の、あなたの傷を守る、絆創膏になると信じています。(嶋本)
著者:関根愛
装丁:domeki
印刷:株式会社イニュニック
その他:50p / 無線綴じ