2011年の立ち上げ以来、ウェブ上でインタビュー記事やコラムを発信し、現在進行形のアジアを日本語話者に紹介してきた「オフショア」。
さまざまな文化が交差し独自の文化分布を形成するアジア。その均すことのできない価値観を独自の感性で編集し、個人メディアとして発信する本書。
これまでアジアのオルタナティブな音楽や文化を日本に向け発信してきたライター・山本佳奈子さんがひとりで企画・編集し執筆、運営しています。
アジアのカルチャーを紹介する個人やメディアが増え、”知る”ことがぐっと容易になった昨今ですが、理解されずらい形やオルタナティブな文化そのものへのアクセスや理解は、どこまで浸透しているのでしょう。じっくりと「読む」ことを主眼に据えて創刊された"アジアを読む文学誌"です。今号は、オフショア初の特集号「音楽の聴き方について考える」。たまたま耳に入る音としてではなく、文化や成り立ち、歌われ方など、音楽そのものを掘り下げ綴られた1冊です。(原口)
【目次】
特集「音楽の聴き方について考える」
・女のインドネシア・ポップス(武部 洋子)
・タイポップと真剣に向き合ったらダイナミック琉球にぶち当たった(DJ 817)
・インドネシアのジャズを聴く会ドキュメント[於:実験的談話室 主水 MONDO](佐藤 マタ)
・中華世界へのまなざし―台湾で撮影されたミュージックビデオを観る(長嶺 亮子・山本 佳奈子)
-生徒として、教員として―とある美術部の歴史とはなし(金 潤実)
-BARよなき2024年業務日誌[抄録](よなき)
-台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として「メディアづくりを通じた市民意識の醸成とは」(和田 敬)
-ザイ・クーニンの表現にみるアイデンティティ―血、海、家(齊藤 聡)
-自炊アナキズム(高岡 大祐)
-私の弘大漂流記(清水 博之)
-消費主義的アジアンカルチャーから足もとのアジアへ(山本 佳奈子)
(オフショアwebより)
編集 山本佳奈子
発行 オフショア
サイズ:四六判
その他:288P / 並製