「夢見る少女は、憧れのフランスに暮らす。いのちを愛おしむ眼差しからせっせと文章を書き、若い読者の夢を応援した。鈴木るみこは、大人になって最後まで夢見る少女のままだった。その切ない証しがポロポロ涙の結晶のようにこの本に詰まっている。」(港の人HPより)
リニューアル前の雑誌『クウネル』で、いくつもの魅力的な特集の原稿を書き、その”心臓”であったライター・編集者、鈴木るみこの遺稿集。雑誌社退社後に過ごしたフランスでの記憶、『暮しの手帖』『フィガロ ジャポン』『すばる』などに掲載のエッセイほか、病床で執筆した未発表原稿5篇が収録されています。解説と挿画は親交の深かった画家、牧野伊三夫。カバーをめくれば、そこにはミモザが。(萩原)
著者:鈴木るみこ
題字・装画:牧野伊三夫
装丁:青木隼人+牧野伊三夫(四月と十月デザイン室)
発行:港の人
サイズ:四六判変型
その他:写真1P+本文176P / 並製本 / ソフトカバー