「生きづらい世の中で、自分を救うにはどうしたらいいのか」
ドローイングやコラージュ、ペインティングなど、様々な表現⽅法で作品を⽣み出しながら、創作人生を賭け探し求めるアーティスト、我喜屋位瑳務(がきやいさむ)。本書は氏による架空の宗教「guinea mate」計108ヶ条の内、24ヶ条を収録した自分自身の生き方と生活を肯定するためのバイブル。”できるだけ10時間は寝る”、”必要以上に人に会わない”、”すれ違った動物には心で挨拶する”など、自分を癒すことや他者と無理をしないことを定めながら、イラストと共に、オリジナルの思想を持って生きることのススメを伝え、人それぞれの生きる過程を肯定するかのような1冊です。
また、商業出版として自身初となるドローイング作品集として、ドローイング画を中心に、描きおろしのコミックページや、氏と縁深い斎藤潤一郎さん(漫画家)・ソーシキ博士さん(Painter)との対談ページも収録。普段は知り得ない作品への想いや、生き方・考え方に触れることができます。(原口)
guinea mate/ギニーメイトとは…
救いに特化した神様など存在しない。もしいるのだとすれば、戦争や貧困や差別で悩み苦しむ人たちはいないはず。ならば、オリジナルの神様を自分で設定して、自分で自分を救えばいいじゃないか。そうして生まれた我喜屋位瑳務による架空の宗教。計108ヶ条あり、本書は24ヶ条を収録する。
guineaは英語のguinea pig/ギニアピッグが由来で、我喜屋位瑳務が愛する「モルモット」を、mateは「仲間・兄弟」を意味する。
●我喜屋位瑳務 がきや・いさむ
沖縄県出身、東京在住のアーティスト。イラストレーターとして活躍しながら、美術館での展覧会や芸術祭にも精⼒的に参加している。コミックやホラー、SF映画など、沖縄に残るアメリカンカルチャーからの影響を受け、ドローイング、コラージュ、ペインティングなど、様々な表現⽅法で作品を⽣み出す。⼩説など書籍の装丁画やミュージシャンのアルバムアートワーク、映画のポスターワークを⼿掛けるなど、多⽅⾯で活躍している。
●著者よりメッセージ
出版社のトゥーヴァージンズさんに声をかけていただき、教典を出版させていただく運びになりました。それに合わせて出版記念展を開催いたします。素敵なグッズもリリースされます。この本は、わたしの生きる指標、幸福論です。デザインしていただいた大島依提亜さん、藤原印刷さん、MASUMI SASAKI GALLERY、対談を受けてくれた斎藤潤一郎さん、ソーシキ博士に感謝です。
自分第一! 動物第一! 単著だ! 単著!
-トゥーヴァージンズwebより
著者:我喜屋位瑳務
発行:トゥーヴァージンズ
サイズ:237mm × 182mm
その他:120p / 上製本