商品名中学生から知りたいパレスチナのこと

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税込 1,980
(税抜¥1,800

商品番号 b_pub_mi051

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現在進行系で起こっているジェノサイドを前に、歴史の学び方への危機感を抱き刊行された本書。
アラブ、ポーランド、ドイツを専門とする三人の対話からはじめて浮かび上がる「パレスチナ問題」についての1冊。

***
岡「今、必要としているのは、近代500年の歴史を通して形成された『歴史の地脈』によって、この現代世界を理解するための『グローバル・ヒストリー』です」

小山「西洋史研究者の自分はなぜ、ヨーロッパの問題であるパレスチナの問題を、研究領域の外にあるかのように感じてしまっていたのか」

藤原「力を振るってきた側ではなく、力を振るわれてきた側の目線から書かれた世界史が存在しなかったことが、強国の横暴を拡大させたひとつの要因であるならば、現状に対する人文学者の責任もとても重いのです」
***
ミシマ社webより

鼎談のなかで、今の世界史は地域史の寄せ集めであり、私たちの生活が奴隷制に支えられていることを指摘。
それぞれが当事者として今現在、学び直し研究しながら語る本当の意味での世界史。これまでを学びなおすススメであると同時に、その時々で起こることを理解する上で、一読しておきたい1冊です。(原口)

著者情報
著: 岡真理 (オカマリ)
1960年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。主な著書に『ガザとは何か』『記憶/物語』『彼女の「正しい」名前とは何か』『棗椰子の木陰で』『アラブ、祈りとしての文学』『ガザに地下鉄が走る日』。

著: 小山哲(コヤマサトシ)
1961年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専門は西洋史、特にポーランド史。主な著書・共編著に『中学生から知りたいウクライナのこと』『大学で学ぶ西洋史[近現代]』『人文学への接近法』。
著: 藤原辰史(フジハラタツシ)
1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は現代史、特に食と農の歴史。主な著書に『中学生から知りたいウクライナのこと』『縁食論』『カブラの冬』『ナチスのキッチン』『分解の哲学』。

著者:岡真理(早稲田大学文学学術院教授) / 小山哲(京都大学大学院文学研究科教授) / 藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)
発行:ミシマ社
サイズ:125mm × 183mm
その他:224p / ソフトカバー
ラッピングOK

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