祈ってもいいだろうか
草木に
神が見当たらぬまま
祈ってもいいだろうか
ただともに生きていきたいと
無言の草木に
祈ってもいいだろうか
今日の陽の光を浴びて
叶えられぬ明日を
(「草木に」より)
「魂」をテーマに書き / 撮り下ろされた詩人・谷川俊太郎の詩27篇と写真家・川島小鳥の写真102枚を収載した『おやすみ神たち』。9年の時を経て久々に増刷されました。日常の延長線上にある何気ない情景、人や人じゃないもの、ふとした仕草や触れ合いに宿る魂。誰もが光に寄り添う記憶を持ち、今も日々を重ねている。胸の奥深いところに響き渡るたくましい振動を含む、樹木のような存在感を放つ一冊。(韓)
商品情報 |
詩 | 谷川俊太郎 |
写真 | 川島小鳥 |
出版 | ナナロク社 |
サイズ | 138mm × 212mm |
その他 | 176P / フルカラー |