最も古い芸術を誇り、地理的にも広範囲に渡り普及した「籠細工」。籠細工が人間の経験と20世紀の日本でどのように表現されてきたか、その意義について思考をめぐらせます。本書の著者であり、物質文化や芸術、持続可能性、美学について論ずる地理学教授でもあるダニエル・ナイズル氏が長年にわたり蒐集してきた竹籠細工を、自らの手で撮影し収録。
人間の手から生まれる、機械的でない精細な美しさ。網目から当時の風景、植物の様子、人々のまなざし汲み取ることができます。飯塚琅玕斎、二代田辺竹雲斎、三代和田和一斎、無名の作者らによって作られた竹籠細工を紹介。東京と京都で写真集、美術書、アートブックを中心に、様々なジャンルの国内書籍と海外の洋書の販売等を行う二手舎(にてしゃ)とEocene Artsによる共同出版。(韓)