岩手県の紫波町・矢巾町を中心に展開されている、小さな共同体の営みを記録し、ささやかな日常生活の中から普遍的な豊かさや美しさを再発見するコミュニティマガジン『人 to ひと』。毎号、コミュニティの中から1世帯に光をあて、フォトグラファー・山本康平さんが数日間滞在し撮影を行なっています。創刊号となる本誌では、とあるひと家族の日常に密着し、そこから広がりゆく人々との繋がりと紫波町の夏の風景を撮影し収録しています。
近所の人に会えば快く挨拶を交わし合う土地柄であった紫波町と、突如流行しはじめた新型コロナウィルス。着実にうつろいゆく季節の中、生まれた小さな生命。歩幅をあわせ、家族として共に歩んでいくこと。過ぎていってしまう日々の中、いつまでも大切に抱えていたい情景と愛おしさが詰まっています。巻末にはくらすした不動産デザイン室・有原寿典さんと、本誌の編集長・佐々木新さんがホストとなり、毎回ゲストを迎えて創造的な働き方、暮らし方、コミュニティの在り方を探求するトークセッションも収録。