商品名生活の批評誌 no.5

価格
税込 1,540
(税抜¥1,400

商品番号 b_lit_bun140

  • 注文数量 
  • +
    -
品切れ中 お気に入り

再入荷のお知らせをメールで受け取る

「そのまま書く」から離れたくて、離れられなくて、あいまいなままここまできた。(本文より)

「生活」と「批評」を隣り合わせにすることにより、軽く前向きに流される日常に静かに抵抗するライフスタイルマガジン『生活の批評誌』。
第五弾目となる本書のテーマは「「そのまま書く」のよりよいこじらせ方」。日々抱く私的な感情や、思ったことを思うがままに、俗に言う「文学的」とはかけ離れた文体と言葉で吐露し書き綴る。そういった個人の声を躊躇もなく発信される「そのまま書く」という行為に対しささやかな抵抗感を抱き、社会的に、或いは文学的な目線により向けられる蔑みや軽蔑とも確実に距離をとった態度はないのだろうか。編集長の依田那美紀さんの呼びかけにより作られた9編の作品とインタビュー、座談会を収録。
自分のことについて語るとき、誰の目にも触れない日記として、またはひとつの発表物としての記録。それぞれの持つ個人的な、奥深くに滞留する思考や頭に糊着し離れない意見と形にし表現したい声。それらが記された文体によって抱かれ、与えられる印象の差異について。そのまま書く、を多角的な目線により見つめ直し"よりよいこじらせ方"で解きほぐしていく、由々しくも濃密な一冊です。表紙と裏表紙とで対比的に並ぶシーンとモチーフが印象的な装画は画家・平田基さんによるもの。

【目次】(掲載順)
・皮のにおい(Ingvill Kj_rstein(イングヴィル・シャースタイン))
・「そのまま書く」をそのまま書く(niina)
・政治的な物語から個人的な物語を守り、分有するために(佐々木ののか)
・インタビュー:自分語りをさまよって(滝薫)
・当世書生気質令和編(呉樹直己)
・返信 ―― わたしの・こじらせ・について(川口好美)
・座談会:フィクションと「そのまま書く」がともにあるために(井上彼方 × オーガニックゆうき × 依田那美紀)
・教室のうしろの席から(原告A)
・幸福の表明を破る(依田那美紀)
   ・#147 ●・■(黒嵜想)
・十年後の返信(遠藤のぞみ)
(韓)
ラッピングOK
商品情報
企画・編集:DTP依田那美紀
サイズ181mm × 256mm
その他96P / 表紙空押し加工

関連商品