商品名辻村史朗 Shiro Tsujimura
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奈良の山奥で土地を切りひらき、窯も作業場も家も自分でつくり、50年に及び陶芸を続ける辻村史朗。井戸茶碗と志野茶碗に魅せられ、ただひたすらに自分の井戸、自分の志野に出会うため土と向き合い生まれたその作品は、欧米を中心に高く評価され、世界中から人々がその作品を求めて閑居を訪れると言います。本書は、焼き物だけではなく、絵や書、果ては茶室作りまで必要なあらゆるを自足し、人間の内から発する「何か」、ものを造ることから生じる「何か」を求め、求道的に生きる辻村の斬新な発想と唯一無二の生きざまを、陰影の深い写真に映し出される焼きもの、作業場や茶室などの様子、本人による過去のテキストなどを通し紐解きます。
編者は文筆家の村松美賀子、重厚感あるブックデザインは仲村健太郎、発行は京都の現代美術ギャラリー「imura art gallery」より。
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