「いちばん だいじそうな ものを すててみる」
「きになる ところを みっつは さがす」
「じーっと みて ことばに しない」
「ひょうげん できない ことも ある」
ずこうをキーワードに、時に固くなってしまった頭を、簡単な言葉で解きほぐす創作・発想のヒント集。2017年に出版された同書の新装版です。
「ずこうことば」とは、著者きだにやすのりさんがつくった言葉。「じぶんの からだの なかを とおって いちどは そのことを たいけんした そういう ことば」、つまり普段聞きなれない言葉であったとしても、一度体験をしていることなので何となく体で理解できる言葉、という意味です。
ひらがなばかりで易しいようにも見えますが、中には時間の経過とともに自分の思考から離れてしまっていた言葉もあるのではないでしょうか。それを自分の内側から取り戻す過程で、意外な所から気づきを得ることもあるかもしれません。『ずこうことばでこたえましょう』とあわせて、おとなの方にこそ是非読んでいただきたい一冊です。