人をおどろかすような「なんだこれ?!」を見つけてかたちにしてみたら、気づかなかったことに気づいたり、みんなの考え方を大きく変えるかもしれない。
表現と鑑賞が分かれてしまったアート体験を自分ごととして捉え、自由に、想像力豊かに、個性的に楽しむための手引きとなるコンセプトビジュアルブック。提案されるのはたとえば「誰もやってないことをやってみる」、「同じことをものすごくくり返す」、「よくわからない名前をつけてみる」、「やると怒られそうなことをやってみる」、「(ほとんど)何もしない」、etc…。デュシャン、マグリット、赤瀬川原平に田中敦子、村上三郎、Chim↑Pom まで名だたるパイセン(=センパイ)らが生み出した「なんだこれ?!」を例に紹介される10の方法論は、誰にでもすぐにはじめられるシンプルでユーモアに溢れたもの。
批評的文脈や既存の意味や価値をひとまずは取り外し、一見不真面目なことを大真面目に思考・発想・行為することの自由と楽しさを、アート作品の前例から子どもにも伝わる平易でポップな仕方で表現します。子どもも大人も、この本片手に「なんだこれ?!」の種を身近に探してみましょう。楽しみながら知るアート入門としても最適。日英バイリンガル。
好評につき第2版となりました。新たに帯が付き、「実際にやってみた 子どもたちの作品集」冊子が付属いたします。(涌上)