「昔は相手から嫌われるのが怖くて、嫌だと拒絶することができなかったが、そろそろ自分が傷つくことにも自覚的になった方がいい、と初めて思った。ごめんなさい、しばらく別々で暮らそう、返信した。」(本文26Pより)
写真家として、或いは文筆家として、その類稀なる才能を発揮している植本一子さんによる日記本。2021年1月から3ヶ月までの、植本さんの個人的な三ヶ月間の記録を約12万字に及ぶ日記で綴っています。緊急事態宣言下、身の回りに起きた様々な出来事について。娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。家族とは、結婚とは、一緒に生きることとは。自分の日々と照らし合わせてお読みいただける、大切な一冊です。