おひさまは みんなを てらしてくれる プラチスラバ世界絵本原画展受賞作家のきくちちきが、虫や鳥、樹や風、おひさまの下にいるわたしたちを描き出した木版画絵本。 画面いっぱいに描かれた力強く大胆な構図に視線を導かれ、表紙の子どもと一緒に土の中をのぞき込み、樹を見上げ、空を駆ける。はだかのことばが、ずんと大地を踏みしめるように響く。版画そのものを綴じたかのような豊かで眩しい色彩に目が眩みそうになる。目や耳を傾けること、肌が感じることを通じて命のつながりにはっと気付く。ページをめくるたびに、こころの輪郭が大きく広がってゆくような喜びに満ちた一冊です。 装幀はサイトヲヒデユキ。
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