商品名女ともだち ガール・ミーツ・ガールから始まる物語

価格
税込 1,650
(税抜¥1,500

商品番号 b_lad076

  • 注文数量 
  • +
    -
品切れ中 お気に入り

再入荷のお知らせをメールで受け取る

「女の子とルームシェアをしています」
そう自己紹介すると、時々、次のような質問を投げかけられることがある。

「家に彼氏呼んだりしないの?」
「結婚する時はどうするの?」
「家具なんか割り勘で買ったら、あとで揉めない?」
「もしかして二人は付き合ってるの?」
「いつまで一緒に住むの?」

これらの問いかけに対して、私は「なぜそんなこと聞くんだろう」という疑問を抱く。(中略)どうやら、どんなものであれ女二人の関係には「いつか終わる」という前提があるらしい。質問する善意の人々も、私自身も、その空気を吸いながら生きているらしい。
(「このエッセイを読んでくださるかたへ」より引用)

様々な媒体で活躍の場を広げるテキストレーター・はらだ有彩さんが大和書房ウェブ上にて連載を手がけていた「女ともだち」が一冊の本となり刊行されました。セーラームーン、花とアリス、プラダを着た悪魔など様々な作品に登場する「彼女たち」によるガール・ミーツ・ガールの物語をたどるエッセイを13編収録。それぞれの場面でそれぞれの日々を過ごす登場人物たちが抱く心模様を丁寧かつ近い眼差しから掬い取っています。
しばしば、悪意なく、あるいはわざと意味ありげに「1」未満として語られたり「女だから」と色づけされてしまう女性同士の関係性について。「女」ともだちといった表記はあるけれど、よくよく見ると、ただひとりとひとりがいるだけ。ただいるだけで、名づけられない関係性のままでいい。そう気づかせてくれる光に満ちた大切な一冊です。
ラッピングOK
商品情報
著者はらだ有彩
出版大和書房
サイズ127mm × 188mm
その他232P / ソフトカバー

関連商品